【日本縦断13日目】2018/9/15 別海~根室
起きたら霧に包まれていて肌寒かったですが、片付けている間に晴れました。
本日最初の目的地は奥行臼。まずは国鉄の駅から見ていきます。
古い木造駅舎ですがきちんと手入れされているのがわかります。
5年ぐらい前に訪問したときは駅舎の内部も見学できましたが、隣の旧奥行臼駅逓所の工事の関係でスタッフがいなくて今回は中に入れませんでした。10月頃に工事が完了し記事を投稿した現在は見学できると思います。
電柱と駅名標が傾いていて倒れないか心配です。
廃線なので合法的に線路内に立ち入れます。
駅の先の線路は草に覆われていて自然に還ろうとしています。
道路を挟んで向かい側に簡易軌道の停留所があります。
こちらの建物は職員詰所のようです。
先程の建物の扉に構内図が貼ってあります。
こちらには車両も保存されています。自走客車、機関車、ミルクゴンドラ車の順です。
昨日の記事にも載せましたが、簡易軌道のことを知りたい方のためにもう一度。詳しいことは紹介していませんが、15分なので簡易軌道の概略を知るにはちょうどいい長さかと思います。
自走客車は釧路製作所製。他にも泰和車輌と運輸工業が簡易軌道の車両を製作した主要な車両メーカーです。
機関車は加藤製作所製。主に貨物列車として使われていました。
最後にミルクゴンドラ車。牛乳缶を各停留所で積み込んで牛乳工場まで運んでいました。中は空っぽですが牛乳缶は昨日の別海町郷土資料館で見られます。
転車台跡と車庫っぽい物の残骸。
最後に全景。簡易軌道の車両だけでなく関連施設まで保存しているのはここだけではないでしょうか。
奥行臼を出てついに根室市に突入。
春国岱の辺りの景色です。
そして根室駅に到着。稚内駅は道の駅併設で大きく見えたので、根室駅が小さく感じました。張り紙によると18日まで運休予定とのこと。天気が良いので落石海岸の有名な撮影地で花咲線の写真を撮りたかったですが、残念ながら根室にいる間に花咲線の列車が動くところは見れなさそうです。
納沙布岬に行く途中の道。この何も無い感じがいかにも最果てという雰囲気で素晴らしいです。稚内市街地から宗谷岬に向かう国道もいいですが、向こうはひたすら海岸線沿いに走って片方は山であるのに対し、納沙布岬への道は荒涼とした大地が広がっているのが北海道らしくて好きです。
楽な道で案外あっさり着きました。
看板には日本縦断21日目と書いてありますが、これは旅の累計日数なので宗谷岬を出てからの日数は13日です。いつどこだか忘れましたが、紛らわしいので看板の日数をあとで修正しました。
北方領土に最も近い場所なのでどこを見渡しても「返せ北方領土」というメッセージが確認できます。北方領土は霞んでいて見えませんでした。
自分と親戚用にお土産を買って出発。
日本最東端の郵便局、珸瑤瑁(ごようまい)郵便局です。珸瑤瑁といえば小学校の校庭にネムタク(根室拓殖鉄道)の車両の残骸を埋めたという噂がある場所ですね。
ここがかつてあったネムタクの終点である歯舞(はぼまい)です。
隙あらば動画宣伝w
簡易軌道も十分面白いですが、ネムタクもなかなかカオスですw
さっきまであれだけ晴れていたのに、納沙布岬を出発した頃に海から霧が流れ込んできて一気に真っ白に。
根室市内に戻って「どりあん」でエスカロップをいただきました。
バターライスとの相性が良くて美味かったです。
このあとは近くのイオンで時間を潰してから公園で野宿。
夜の気温は13℃でしたが霧のせいで寒かったです。
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