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【裏話】北海道鉄道再発見 I ~赤電で楽しむ魅惑の4時間半 2149M~

動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18731582(前編)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19023036(後編)

計画、取材、動画編集の全てに時間をかけた大作。
きっかけは修正前の711系編で見かけた「まだ小樽~旭川間の普通列車も残っている」というコメント。
興味津々で時刻表をめくり、驚いたのが乗車時間4時間半という数字。
711系にこれだけ長時間乗れる列車は他に無く、是非とも乗ってみたかった列車でした。
小樽8:10発なら、始発が遅い地下鉄沿線に住んでいるうp主でも完全乗車できることに気づき、取材を決行。

初乗車は2010年10月10日。
この日は旭川駅高架開業初日。
改装後の旭川駅を散策できるという楽しみもある絶好の日であり、2149Mに乗ったのでした。
乗車区間は札幌~旭川間。
途中駅でどのような動きがあるか確かめたかったいわゆる下見だったので、この時は映像を撮りませんでした。




その後、原稿を書き始め、2011年5月頃から撮影開始。
順調に映像を撮りためていき、9月の三連休に取材を終わらせるつもりでした。
この3連休では滝川以遠で沿線撮影するために、わざわざ妹背牛駅から2時間近く歩いたり、撮影の計画表(画像を参照)まで作ったりと、なかなか気合が入っていました。





しかし、家に帰って映像を見返していた時、撮り方がワンパターンだということに気づいたのです。
「このままではつまらない。もう少し工夫せねば」
そう思って再取材することを決定。
2149Mの車内から特急の追越待ちを見送ったり、中間運転台から車窓を撮影したり、ボックスシートも写すなど、乗客視点の撮り方を考えました。
そうしてこだわった結果、2012年6月まで取材を続けていました。
一つの列車の動画を作るのに1万円以上もかかるとは思ってもいませんでした。






素材集めが終わり、あとは動画を編集するだけ。
一見簡単そうに見えたのですが、ここでも苦労しました。
編集自体は映像を組み合わせるだけなので楽でしたが、問題は原稿。
今度は文もワンパターンで面白くないことに気づいて何度も修正。
文章を書くのが苦手なうp主にとって、同じ言い回しを繰り返さず、別の言葉に置き換える作業は大変でした。
更に、原稿の長さを縮める作業もこれまた大変。
あれでも一応短くしたつもりだったのですが、前後編合わせて20分を超える長編になってしまいました。


そんなわけでたくさんの思い出が残った一作でした。
さて、今後の北海道鉄道再発見シリーズの予定についてですが、2149M並みのインパクトがありそうな列車は以下の通り。
①滝川~釧路間の最長鈍行列車
②札幌からの浦臼直通列車
③SL牽引列車(ニセコ号、函館大沼号、冬の失言湿原号)



しかし、1番目は一日散歩切符のエリア外である新得以遠での撮影が困難。しかも、釧路から札幌に帰るには一泊
(鈍行利用の場合)するか、特急に乗るしかありません。宿泊費については釧路に親戚が住んでいるので心配する必要はないのですが、そこに行くまでの交通費が捻出できません。お金がないうp主には厳しいので、この列車は製作見送り。



二つ目は手軽に作れると思いきや、2012年6月のダイヤ改正で消滅した列車です。


当別までの混み具合と、その先からの閑散ぶりを取り上げたかったのですが、まともに撮影できない内に無くなってしまったのが悔やまれます。よって、このネタも没。
ただ、札沼線の格差については後々迷列車の本編で紹介するつもりです。




最後の列車ですが、ニセコ号だったら簡単に取材できます。
これだったら製作できそうですが、一般気動車・電車派のうp主はSLにあまり興味がありません。製作は・・・考えておきます。
というわけで、北海道鉄道再発見シリーズはしばらくの間、駅と路線が中心になると思います。


非常に長くなってしまいましたが、ここまで読まれた方、お付き合いありがとうございました。